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宇宙往還機「ドリームチェイサー」初号機、最終テストに–4月に打ち上げか
2023.12.28 17:30
米Sierra Nevada Corporation(Sierra Nevada)は米国時間12月15日、宇宙往還機(スペースプレーン)「Dream Chaser」の初号機「Tenacity」が2024年の打ち上げに向けて、最終テストに入ったと発表した。
Sierra Nevada子会社Sierra Spaceが開発するDream Chaserは全長9mのスペースプレーンで、軌道飛行後に自力で滑走路に着陸する。2023年11月には初号機となるTenacity(意味は「粘り強さ」や「不屈」)が完成していた。
Tenacityは、米コロラド州ルイビルにあるSierra Nevadaの施設からオハイオ州にある米航空宇宙局(NASA)のニール・A・アームストロング試験施設に輸送され、環境試験を開始。カーゴモジュール「Shooting Star」と積み重ねられた打ち上げ形態で、振動テストが進められている。
カーゴモジュールはDream Chaser本体の後部に装着される。カーゴモジュールは与圧と非与圧の区画に分けられ、非与圧区画に最大5500kgの物資を搭載して、国際宇宙ステーション(ISS)に届けることができる。
Tenacityは準備が整い次第、United Launch Alliance(ULA)の「Vulcan Centaur」ロケットでケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げられ、最終的にはケネディ宇宙センターに着陸する。Tenacityの打ち上げ時期は2024年4月と報じられている。
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