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トランプ氏、NASA次期長官に実業家のアイザックマン氏を指名–民間人による宇宙遊泳を経験
2024.12.05 13:03
Trump(トランプ)次期米大統領は米国時間12月4日、民間宇宙飛行ミッションを手がける実業家のJared Isaacman(ジャレッド・アイザックマン)氏を米航空宇宙局(NASA)の次期長官に指名した。
Isaacman氏は決済技術を開発するShift4 Paymentsを設立した人物で、Space Exploration Technologies(SpaceX、スペースX)のロケットと宇宙船を使用した宇宙飛行ミッションも主導している。本人も宇宙飛行の経験がある。
「Jared氏はNASAの発見とインスピレーションの使命を推進し、宇宙科学、技術、探査における画期的な成果への道を切り開くだろう」と、Trump氏は自身のSNS「Truth Social」に投稿している。
「Trump次期大統領からNASA次期長官に指名されたことを光栄に思う。宇宙からこの素晴らしい地球を見る幸運に恵まれた私は、人類史上最も素晴らしい冒険をアメリカがリードすることに情熱を傾けている」と、Isaacman氏はX(旧Twitter)に投稿している。
Isaacman氏は2021年9月に初の民間宇宙飛行ミッション「Inspiration4」を指揮し、2025年9月には「Polaris Dawn」で初となる民間人による宇宙遊泳を実施した。将来は、SpaceXの次期ロケット「Starship」(スターシップ)による初の有人ミッションも計画している。
同氏は、ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope:HST)の救済案をNASAに提案したこともある。
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