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SPACE WALKER、アドバイザリーボードに元NASAチーフエンジニアが就任
2024.10.03 08:00
有翼式の再使用型ロケット(スペースプレーン)開発する、東京理科大学発スタートアップのSPACE WALKER(東京都港区)が創設したアドバイザリーボードに米航空宇宙局(NASA)でチーフエンジニアを務めていたMichael Fletcher氏が10月1日に就任した。9月26日に発表した。
Fletcher氏は、1986年に米マサチューセッツ工科大学で航空宇宙工学と宇宙工学の修士号を取得後、米Northrop Grummanで航空宇宙エンジニアとして勤務。その後、1990年からNASAに勤務した。
NASAでは、技術顧問として宇宙航空研究開発機構(JAXA)との関係強化を図ってきた他、NASA本部で航空宇宙部門のチーフエンジニアとして宇宙技術の開発とミッションの成功に貢献したとしている。
2016~2017年にはマンスフィールド・フェローとして1年間東京に滞在し、日本政府で宇宙航空政策のテーマに取り組み、文部科学省や防衛省、JAXAに勤務。現在は米MJF Consultingのプレジデントを務めている。同社は宇宙分野で活躍する日米の企業に経営コンサルタントを提供しているという。
SPACE WALKERのアドバイザリーボードは、技術開発のさらなる加速と国際的な事業展開の強化が目的。深い知識を持つ専門家が、航空宇宙産業の幅広い知見と豊富な経験を生かし、競争が激化する国際社会で同社の成長を支援すると説明している。