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アクセルスペース持ち株会社、全日空や日揮などのCVCファンドが株主に
2024.09.18 08:30
アクセルスペースホールディングス(東京都中央区)は9月17日、AH-GB未来創造投資事業有限責任組合(ANA未来創造ファンド」)、日揮みらい投資事業有限責任組合(「JGC MIRAI Innovation Fund」)、「フコクCVCファンド-THE MUTUAL for Next 100-(「TMN100」)」の3社が株主となったことを発表した。既存株主が株式を譲渡した。
ANA未来創造ファンドは、新規事業創出の加速や航空非連動事業の強化による収益機会の獲得を目的とし、4月に設立されたANAホールディングス(ANAHD)のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド。今回の出資が第1号案件になる。
アクセルスペースグループの小型衛星のエキスパートチームと、衛星の製造から打ち上げ後の運用までを一気通貫して実行できるという技術力が評価され、株式取得に至ったと説明。今後は、ANAHDとアクセルスペースの強みを生かした事業共創を通じて、航空宇宙領域での価値創造を推進していくとしている。
JGC MIRAI Innovation Fundは、日揮ホールディングスと日揮が共同で運営するCVCファンド。宇宙関連ビジネスの発展に向け高度化、複雑化する各種プロジェクトの運用支援や新ビジネス創出を目指して株式を取得したという。
TMN100は、富国生命保険が設立したCVCファンド。投資対象の産業セクターを限定しないで有望なスタートアップ企業に投資するという同社初のCVCファンドとしている。
アクセルスペースは、コンステレーションによる観測衛星サービス「AxelGlobe」のほかに、衛星の受注生産から運用までをワンストップで手掛けることで、顧客が専門知識なしに衛星を開発、打ち上げ、運用できる「AxelLiner」、軌道上実証サービス「AxelLiner Laboratory」を手がけている。
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アクセルスペースプレスリリース