米ベライゾン、Androidスマホに衛星直接通信--無料で利用可能、今秋から提供

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米ベライゾン、Androidスマホに衛星直接通信–無料で利用可能、今秋から提供

2024.08.30 17:50

塚本直樹

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 米携帯通信事業者のVerizonは米国時間8月26日、衛星を利用した緊急通信と位置情報サービスを米国の一部でAndroidスマートフォン向けに今秋から提供すると発表した。衛星での通信サービスを提供する米Skylo Technologiesと提携した。

 スマートフォンによる衛星通信機能としては、Appleの「iPhone 14」以降が緊急通信に対応。今秋提供する「iOS 18」では、通常のテキストや絵文字が送信できるようになる。Googleの「Pixel 9」シリーズでも、衛星経由の緊急通信が利用できる

 Skyloはスマートフォンの通信チップで「Lバンド」の静止衛星と接続できる地上インフラを開発しており、Verizonとの提携で今回のサービスが提供される。Verizonのユーザーなら、追加費用なしで衛星経由の緊急テキストと位置情報サービスが利用できる。対応デバイスはPixel 9シリーズと、Samsungの「Galaxy S25」だ。

 Verizonで広報を務めるKaren Schulz氏は、2025年に同社のユーザーはSkyloのネットワークと互換性のない相手にも衛星経由で通常のテキストメッセージが送信できるようになると海外メディアのSpaceNewsに語っている。Skyloは以前、互換性のあるデバイスなら同社の静止衛星を経由して5〜15秒の遅延でテキストを送受信できると述べていた。

関連情報
Verizonプレスリリース
SpaceNews

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