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SpaceXの次世代宇宙船、初の弾道飛行は9月以降に

2022.08.12 16:23

塚本直樹

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 Space Exploration Technologies Corp(SpaceX)が次世代宇宙船「Starship」の初めての弾道飛行を9月1日以降に実施することが、FCC(連邦通信委員会)への提出資料により判明した。

 StarshipはSpaceXが開発をすすめる宇宙船で、ブースター「Super Heavy」と組み合わせることで、全長120mの巨大なロケットとなる。宇宙船とブースターはともに打ち上げ後の地上着陸と再使用が可能で、100トンの荷物を積み込んだり、あるいは100人を搭乗させることも可能だ。また、NASAによる月探査ミッション「アルテミス」での宇宙飛行士の打ち上げにも利用される。

今回FCCに提出された電波ライセンスの申請書によれば、Starshipの最初の軌道上へのテスト打ち上げは、9月1日から始まる6ヶ月のウィンドウ(打ち上げ期間)に実施されることになる。なお、Starshipのテスト打ち上げのためには、FAA(連邦航空局)からの認可も取得する必要がある

 Starshipの初飛行で利用されるのは、「Ship 24」と「Booster 7」と名付けられたバージョンになる。現地時間8月9日には、両方の宇宙船とブースターのスタティックファイアテスト(地上でのエンジン点火試験)が実施され、無事に終了している。

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