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米ブルーオリジン、有人飛行でのパラシュートを調査–1つが完全に開かず
2024.06.03 16:15
米Blue Originがロケット「New Shepard」のパラシュート問題を調査していることが、海外メディアSpaceNewsの報道で明らかになった。
Blue Originは米国時間5月19日にNews Shepardによる有人飛行ミッション「NS-25」を打ち上げた。6人の宇宙飛行士が搭乗し、有人カプセルはパラシュートで地上に着陸した。
しかし、NS-25では、カプセルに搭載された3つのパラシュートのうち1つが完全に開かなかった。米航空宇宙局(NASA)によれば、パラシュートは負荷を制限するために段階的に開くように設計されているが、展開処理の第1段階で動かなくなったという。
Blue Originは今回の問題について「News Shepardは1つのパラシュートだけでも、安全に着陸することができる。パラシュートの展開に関するデータと分析を、サプライヤーやNASA、打ち上げ業者と共有している」と述べている。
全長約18mのNew Shepardは、高度100km(カーマン・ライン)に到達できる準軌道(サブオービタル)ロケット。宇宙空間に到達した後で地上に垂直に着陸する。カプセルはパラシュートで帰還する。ロケットとカプセルは再使用が可能だ。
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