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Atlas Vロケット、米国宇宙軍の早期警戒衛星を打ち上げ–老朽化衛星を置き換え

2022.08.05 07:00

塚本直樹

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 Lockheed MartinとBoeingの合弁会社United Launch Alliance(ULA)は米国時間8月4日、米国宇宙軍(United States Space Force:USSF)向けの早期警戒衛星を「Atlas V」で打ち上げる。打ち上げの模様は、公式YouTubeチャンネルでライブ配信される。

 今回打ち上げられるのは、米国宇宙軍の早期警戒衛星「SBIRS Geo-6(Space-Based Infrared System Geosynchronous Earth Orbit Flight 6)」だ。同衛星はLockheed Martinによって製造され、老朽化したDSP(Defense Support Program)早期警戒衛星を置き換え、ミサイル検知と早期警戒システムを提供する。

 SBIRSのコンステレーション(衛星群)は静止軌道にある3機の衛星と、極周辺の高度楕円軌道(Highly Elliptical Orbit:HEO)にある2機の衛星で構成される。最初のSBIRSの衛星は2011年に打ち上げられた。衛星には走査型赤外線センサーが搭載され、地球を常に観測し続けることができる。

 Atlas Vは全長約59mのロケットで、フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げされる。ULAの発表によると、当日の打ち上げ時刻は70%の確率で晴天になることが予測されている。

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