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宇宙は「誰でもチャレンジできる」–未経験者が開発した衛星、2024年中にISSから放出

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　宇宙業界で活躍したい女性中心の宇宙コミュニティー「コスモ女子」から発足、独立した団体「コスモ女子アマチュア無線クラブ」は自ら開発した人工衛星「Emma」を宇宙航空研究開発機構（JAXA）に4月15日に引き渡した。4月26日に発表した。

　Emmaは、2024年中にロケットで国際宇宙ステーション（ISS）に運ばれ、その後ISSから放出され、3つのミッションを実行する予定。

　コスモ女子アマチュア無線クラブは、宇宙開発の経験のない女性が主体となり、人工衛星の打ち上げを通して「宇宙は手の届かない遠いものではなく、誰でもチャレンジできる」ことを伝えたいという思いで活動しているという。性別や経験、専門性などは関係なく、中学生から60代まで、さまざまなバックグラウンドを持つ人で構成されているという。

　JAXAに引き渡されたEmmaは大きさが10cm×10cm×10cmのキューブサット。質量は約1kg。神社に奉納される「絵馬」から名付けられた。「宇宙絵馬」「おみくじ」「写真撮影」の3つのミッションを予定している。

　「宇宙絵馬」は、クラウドファンディングを通して募集した思いや願いを宇宙へと届けることがミッション。

　「おみくじ」では、Emmaから送られてくるデータを利用し、同クラブのウェブサイトからおみくじの結果をみることができるという。自らデータを受信し、解析に挑戦することも可能。「写真撮影」では、Emmaが撮影した地球を地上へと届けるという。

　今後は、宇宙の面白さを届けるため、6月から新たにクラウドファンディングを予定。人工衛星の打ち上げやISSからの放出にあわせて、ライブビューイングイベントも計画している。

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コスモ女子アマチュア無線クラブプレスリリース（PR TIMES）