中国、衛星コンステレーション構築では民間企業のロケットが重要

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中国、衛星コンステレーション構築では民間企業のロケットが重要

2024.04.24 07:30

塚本直樹

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 中国国営中央テレビ(CCTV)は現地時間4月3日、同国の民間企業によるロケット打ち上げが衛星コンステレーションの構築で極めて重要な役割を果たすだろうと報じている。

 中国は2つの地球低軌道(LEO)で衛星コンステレーションを計画している。一つは1万3000機の衛星で構成される「国網(Guowang)」で、もう一つは2024年初めに67億元(約1400億円)を調達した「G60星鏈(G60 Starlink)」だ。

 報道によれば、地球低軌道が他国の衛星や周波数で飽和する前に、中国は迅速に行動する必要があると指摘。中国の当局者は以前、衛星コンステレーションの契約は民間企業にも開放されると述べている。

 中国の民間ロケット企業は成熟しつつあり、2023年には、藍箭航天空間科技(LandSpace Technology)の液体燃料ロケットが中国で初めて軌道到達に成功した。現在は複数の民間企業が再使用可能な大型ロケットを開発している。

LandSpaceが2025年の打ち上げを予定しているステンレス製の大型再使用ロケット「朱雀3号」(Zhuque-3:ZQ-3)の試験風景(出典:LandSpace)
LandSpaceが2025年の打ち上げを予定しているステンレス製の大型再使用ロケット「朱雀3号」(Zhuque-3:ZQ-3)の試験風景(出典:LandSpace)

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