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米民間宇宙ステーションで「スターリンク」–2025年8月以降に打ち上げ予定
2024.04.15 07:30
米Vast Spaceは2025年8月以降に打ち上げる予定の民間宇宙ステーション「Haven-1」でSpace Exploration Technologies(SpaceX)が提供する衛星ブロードバンドサービス「Starlink」を採用すると発表した。
Heaven-1は円筒形の宇宙ステーションで、回転することで人工重力を発生させることができる。Heaven-1に最大30日滞在する4人のクルーを運ぶミッション「Vast-1」も打ち上げられる予定だ。
Vast Spaceによれば、Haven-1にレーザーによる衛星間リンク端末を設置することで、Starlinkを経由して地上と通信できる。Vast SpaceとSpaceXとの合意は、将来の宇宙ステーションにも適用されるという。
Starlink端末を設置することで地上とHaven-1の間で最大1Gbpsでの通信が可能。Vast Spaceで最高経営責任者(CEO)を務めるMax Haot氏は、「ラップトップやiPad、iPhoneで家族と電話したり、ライブストリームや映画を視聴したりできる」と語っている。