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Vast Space、人工重力型の宇宙ステーションを開発へ

2022.09.16 18:13

塚本直樹

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 カリフォルニア州を拠点とする宇宙開発スタートアップのVast Spaceは、人工重力を生み出す円筒形状の宇宙ステーションの開発を目指している。

 宇宙飛行士が長期間、微小重力下に滞在することによる筋力や骨密度の低下は、すでに広く知られている。そのためVast Spaceは、人工的な重力を生み出すことを重視している。

 Vast Spaceは、暗号通貨で財を築いた億万長者のJed McCaleb氏が立ち上げた、宇宙開発企業だ。その目的は、太陽系全域にて数百万人が生活する未来を実現することにあるという。

 Vast Spaceの宇宙ステーションは、地球低軌道に設置される。McCaleb氏は宇宙ステーション計画について、「太陽系にはエネルギー的にも物質的にも、膨大な未開発の資源があり、地球の未来を助けることができる」と語っている。

 フォーブス誌によると、McCaleb氏は25億ドル(約3600億円)の資産を保有してる。当初はVast Spaceのプロジェクトを自己資金にて賄う予定だったが、今後は外部からの投資も募集する予定だ。そして将来的には、米航空宇宙局(NASA)などの顧客の獲得を目指している。

(出典:Vast Space)

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