米宇宙スタートアップ、膨張式宇宙ステーションを計画--宇宙で体積が10倍に

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米宇宙スタートアップ、膨張式宇宙ステーションを計画–宇宙で体積が10倍に

2024.04.11 08:00

塚本直樹

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 米宇宙スタートアップ企業のMax Spaceは大型かつ安価に製造できるという膨張式の宇宙ステーションモジュールの計画を発表した。

 Max Spaceは膨張する(インフレータブル)モジュールを開発しており、最初のモジュール「Max Space 20」は2025年に、Space Exploration Technologies(SpaceX)のライドシェア(相乗り)ミッションで打ち上げられる予定だ。打ち上げ時は2m3に圧縮されているMax Space 20は、宇宙では20m3にまで膨張するという。

 Max Spaceは、荷重を一方向に分散する技術に取り組んでいる。同社は現在、破片シールドなどの機能を強化したインフレータブルモジュールの飛行バージョンに取り組んでいる。

 Max Spaceで共同創設者で最高経営責任者(CEO)であるAaron Kemmer氏は、「我々の目標は『Falcon 9』の1回の打ち上げで、国際宇宙ステーション(ISS)と同等の容量を打ち上げることだ」と述べている。このようなモジュールはわずか2億ドル(約300億円)で製造できるという。

(出典:Max Space)
(出典:Max Space)

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Max Spaceプレスリリース(Business Wire)
SpaceNews

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