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JAXA、超小型衛星の打ち上げにインターステラやスペースワンなど4社を選定
2024.03.27 07:30
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月26日、超小型衛星ミッションで開発された衛星を打ち上げる民間事業者として三井物産エアロスペース、インターステラテクノロジズ(北海道大樹町)、スペースワン(東京都港区)、Space BD(東京都中央区)を選定、基本協定を締結したことを発表した。
JAXAの「輸送/超小型衛星ミッション拡充プログラム」(JAXA-SMall satellite ruSH:JAXA-SMASH)は毎年、超小型衛星ミッションを公募し、衛星開発フェーズに選定されたミッションは2年間で超小型衛星を開発する計画。開発された超小型衛星は、今回JAXAが選定した4社が打ち上げ輸送サービスとして打ち上げられる。
政府は2023年6月に閣議決定された、新しい宇宙基本計画に基づいて、2028年以降に、政府か民間かを問わずに国内すべての衛星が国の基幹ロケットや民間ロケットで打ち上げられ、海外の需要を取り込んでいくことを目標に掲げている。
JAXA-SMASHは、大学や民間企業、JAXAが連携して革新的な技術にも挑戦する超小型衛星ミッションを民間の打ち上げサービスを活用して宇宙への輸送サービスの多様化も促すことが目的。対象となる超小型衛星は50kg以下。