ニュース
NASA長官、予算要求で「闘い」宣言–「議会の妥協案に巻き込まれた」
2024.03.14 07:00
米航空宇宙局(NASA)長官のBill Nelson氏は、2025年会計年度の予算要求に関して「議会の妥協案に巻き込まれた」として反対の意向を示している。NASAは272億ドル(約4.0兆円)を要求していた。
米国時間3月11日に発表された2025年会計年度の連邦予算要求では、NASAに254億ドル(約3.7兆円)が割り振られた。これは2024年会計年度の249億ドル(約3.7兆円)から2%増となっているが、要求通りにはなっていない。
Nelson氏は年次演説で「政府の2年間の支出削減合意は、党派的な政治的行き詰まりの結果であり、今年度と来年度のNASAに大きな影響を与える」としている。NASAは超党派の支持を受けてきたが、他の政府部門と同様に、2025年会計年度は要求通りにはならなかった。
ホワイトハウスの予算では、国際宇宙ステーション(ISS)への支出を徐々に削減し、ISSの後継となる民間企業が運営する宇宙ステーションとISSを安全に軌道から離脱させるためのタグボートの予算を確保する。火星サンプルリターン(MSR)の予算も確約されていない。
Related Articles
フォトレポート
[フォトレポート]世界一美しいロケット発射場「JAXA 種子島宇宙センター」–施設や食堂を写真で紹介
2023.08.16 09:00
- #ロケット発射場
- #JAXA種子島宇宙センター
- #フォトレポート