中国、宇宙での資源利用の立場を表明--「宇宙条約」に従う

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中国、宇宙での資源利用の立場を表明–「宇宙条約」に従う

2024.03.13 11:45

塚本直樹

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 中国は国連宇宙空間平和利用委員会(United Nations Committee on the Peaceful Uses of Outer Space:COPUOS)に対し、宇宙資源の利用に関する立場を明かした。

 中国の声明によれば、中国の宇宙資源の利用は許されるものと考えているが、1967年の「宇宙条約(Outer Space Treaty:OST)」に従って実施されなければならないと述べている。

 非営利団体の米Secure World Foundationで法務・宇宙法担当ディレクターを務めるChristopher Johnson氏は、「中国はCOPUOSのような国際的なフォーラムを真剣に受け止めており、フォーラムやプロセスに誠実に関与しているようだ」と語っている。

 Johnson氏によれば、中国が提出した文書(PDF)は米中両国が宇宙資源を利用することの望ましさと、宇宙における長期的なプレゼンスの必要性を理解しているという。米中両国はほぼ同じ立場に置いているように見えるとも指摘している。

月南極付近のシャクルトンクレーター(出典:NASA / KARI / ASU)
月南極付近のシャクルトンクレーター(出典:NASA / KARI / ASU)

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中国が提出した文書(PDF)
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