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米FCC、衛星ブロードバンド「スターリンク」にEバンドを許可–4倍の容量に

2024.03.13 10:45

　Space Exploration Technologies（SpaceX）は米国時間3月8日、衛星ブロードバンドサービス「Starlink」の容量を向上させるため、超高周波となるEバンド（周波数は71G～86GHz）の条件付き使用許可を取得した。

　米連邦通信委員会（FCC）から認可されたのは「第2世代Starlink」と地上ゲートウェイの間で、すでに認可されているKaバンド（周波数は26.5G～40GHz）とKuバンド（周波数は12G～18GHz）の周波数帯にくわえ、Eバンドの使用だ。SpaceXは7500機の第2世代で、宇宙から地球へは71G〜76GHz、地球から宇宙へは81G〜86GHzの周波数帯で通信することが許可された。

　SpaceXは、FCCが許可している4400機の第1世代だけでなく、3万機の第2世代の運用を検討している。FCCは2022年12月、第2世代の残りの4分の3の配備を許可するかどうかの決定を延期した。

　SpaceXはバックホールにEバンドを使用することで、第2世代は以前のバージョンと比較し、衛星1機あたり約4倍の容量を提供できると2023年に表明している。