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宇宙船「クルードラゴン」の運用回数を15回に延長か–ISSに宇宙飛行士を輸送
2024.03.08 13:30
米航空宇宙局(NASA)とSpace Exploration Technologies(SpaceX)が、有人宇宙船「Crew Dragon」の運用回数を5回から15回に延長しようとしていることがSpace.comで報じられている。
Crew DragonはSpaceXが開発、運用する宇宙船で、合計13回のミッションで宇宙飛行士を国際宇宙ステーション(ISS)に輸送している。先日打ち上げられたミッション「Crew-8」に利用されたEndeavour号はすでに5回の打ち上げを経験している。
NASA関係者によれば、NASAとSpaceXが2024年から2025年にかけて実施する、適格かどうかの再試験の結果次第では、Crew Dragonは最大15回飛行できる可能性があるという。NASAで「商業乗員輸送プログラム(Commercial Crew Program:CCP)」を担当するSteve Stich氏は米国時間2月28日、Crew Dragonのあらゆるコンポーネントの適格性を試験していると発言した。
Stich氏によれば、Endeavour号がCrew-8を終えて2024年8月頃に地球に帰還する際、NASAとSpaceXは「何年も宇宙空間にさらされてきた宇宙船のさまざまな部品を分析する予定だ」という。
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Space.com