スペースシフトなど、衛星データで脱炭素支援サービス--鳥取県で実証試験

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スペースシフトなど、衛星データで脱炭素支援サービス–鳥取県で実証試験

2024.02.22 15:42

佐藤信彦

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 スペースシフト(東京都千代田区)は、衛星データ活用による脱炭素支援サービスの実証試験を進めている。

 実証試験の目的は、衛星データを活用した脱炭素支援サービスの実現。ガスと関連機器を手がける山陰酸素工業(鳥取県米子市)と、スペースシフトとともに地球観測衛星データ解析技術を活用してきたPwCコンサルティングの協力を得て、二酸化炭素(CO2)排出量可視化から削減、カーボンクレジット導入までをワンストップでカバーする、脱炭素化支援サービスの構築を目指す。

 試験では、現地調査などから算定した山林のCO2吸収量と、衛星データとAI解析で求めた情報を比較する。(1)「衛星データを活用した森林由来のJ-クレジット創出支援」と(2)「衛星データを活用した再エネ(太陽光発電)のポテンシャル把握」――に取り組む。

目的は「太陽光発電のポテンシャル把握」と「J-クレジット創出支援」(出典:スペースシフト)
目的は「太陽光発電のポテンシャル把握」と「J-クレジット創出支援」(出典:スペースシフト)

 (1)では、現地調査や航空レーザーで進めている森林のCO2吸収量の算定調査に衛星データ解析を活用する方法に変える。(2)では、衛星データから太陽光発電の設置ポテンシャル量を可視化して、再生可能エネルギーの導入を進めていく。

 試験対象地域は鳥取県内や県内の山林と鳥取市街。期間は2023年11月~2024年2月。宇宙産業推進を目的とする鳥取県の補助金「鳥取県産業未来共創研究開発補助金」を利用して実施する。

 J-クレジットは、省エネルギー設備を導入したり、再生可能エネルギーを利用したりしてCO2の排出量削減や適切に森林を管理することでCO2の吸収量を“クレジット”として国が認証する制度。設備投資の一部を、クレジットを売った分で補うなどとして活用できる。

(出典:J-クレジット制度)
(出典:J-クレジット制度

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スペースシフトプレスリリース

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