米ブルーオリジンの巨大ロケット「ニューグレン」、模擬体が発射台に設置

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米ブルーオリジンの巨大ロケット「ニューグレン」、模擬体が発射台に設置

2024.02.20 12:00

塚本直樹

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 米Blue Originの「New Glenn」の摸擬ロケットが米フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地の発射台に設置されているのが衛星画像サービス「SpaceFromSpace」で2月14日に確認された

 2段式液体ロケットのNew Glennは全長98m以上で、地球低軌道(LEO)に45tを打ち上げられる。「BE-4」エンジンを7機搭載したロケット第1段は再使用できる。

 New Glennは2024年内の打ち上げが予定されており、今回の摸擬ロケットの設置は、それに向けて一歩前進するものだ。同ロケットは、Blue Originの衛星ブロードバンドサビス「Project Kuiper」の打ち上げにも利用される

 New Glennの初打ち上げは、2024年8月に予定される米航空宇宙局(NASA)の火星磁気圏観測ミッション「EscaPADE(Escape and Plasma Acceleration and Dynamics Explorers)」となる予定だ。

(出典:PlanetLabs/SpaceFromSpace)
(出典:PlanetLabs/SpaceFromSpace)

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