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バスキュール、ISS外観をメタバースで再現–宇宙遊泳しながら会話やプレゼン

2022.07.15 16:10

佐藤信彦

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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と、仮想現実(VR)技術などを手がけているバスキュール(東京都港区)は、国際宇宙ステーション(ISS)の外観を再現したメタバース空間「ISS SPACE WALK in METAVERSE」を開発した。Metaが主催するカンファレンス「METAVERSE EXPO JAPAN 2022」に出展する予定

ISSのデジタルツイン(出典:バスキュール)
ISSのデジタルツイン(出典:バスキュール)

 ISS SPACE WALK in METAVERSEは、ISSの外観をデジタルツインとして再現したVRコンテンツ。VRヘッドセット「Meta Quest 2」を装着して利用する。アクセスすると、地球の周回軌道を飛行しているISSの近くで船外活動している状態になる。ISSの飛行位置はリアルタイムに反映されていて、昼夜変化する地球の地形や太陽も眺められる。

 ほかのユーザーと一緒に宇宙遊泳しながら会話したり、記念撮影したりして楽しめるという。宇宙空間に仮想的なスクリーンを出現させ、スライドを投影してプレゼンテーションすることも可能。

宇宙遊泳が楽しめる(出典:バスキュール)
宇宙遊泳が楽しめる(出典:バスキュール)
軌道上でプレゼン(出典:バスキュール)
軌道上でプレゼン(出典:バスキュール)

 現在は一般公開していないが、さまざまなイベントで体験できる機会を用意していく、という。

ISS SPACE WALK in METAVERSEの紹介ビデオ(出典:バスキュール/YouTube)

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