「スターリンク」衛星、旧型100機を軌道から離脱--操作不能になる可能性

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「スターリンク」衛星、旧型100機を軌道から離脱–制御不能になる可能性

2024.02.14 17:30

塚本直樹

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 Space Exploration Technologies(SpaceX)は米国時間2月12日、衛星インターネットサービス「Starlink」を構成する100機の旧型衛星を軌道から離脱させると発表した。

 SpaceXによれば、Starlinkの100機の旧型衛星は設計上の欠陥により、制御不能になる可能性があるという。SpaceXは「これらの衛星は現在は操縦が可能で、ユーザーにサービスを提供しているが、将来的に故障の確率を高める可能性のある共通の問題を特定した」と述べている。

 Jonathan McDowell氏の統計によれば、SpaceXはこれまで5828機のStarlink衛星を打ち上げ、5438機が軌道上に存在している。2019年と2020年に打ち上げられた初期の衛星には、太陽光の反射を低減し、軌道上での明るさを低下させる「バイザー」が取り付けられていないという。

 SpaceXによれば、これらの100機のStarlink衛星は約6カ月かけて、徐々に軌道を下げるという。衛星の軌道離脱によるサービスへの影響はないとしている。

軌道に乗る前のStarlink衛星(出典:SpaceX)
軌道に乗る前のStarlink衛星(出典:SpaceX)

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SpaceX声明(PDF

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