米ファイアフライ、小型ロケット「アルファ」の即応打ち上げを継続

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米ファイアフライ、小型ロケット「アルファ」の即応打ち上げを継続

2024.02.08 07:00

塚本直樹

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 米Firefly Aerospaceは米国時間2月1日、米宇宙軍向けに実施した即応打ち上げミッションを今後の小型ロケット「Alpha」では標準化すると表明した。

 Alphaは全長29mの2段式液体燃料ロケットで、地球低軌道(LEO)に1000kgの貨物(ペイロード)が投入可能だ。米宇宙軍はFireflyとMillennium Spaceを即応打ち上げミッションで選定しており、2023年9月には要件通知から27時間でAlphaが打ち上げられた

 イベントSpaceComに出席したFirefly最高収益責任者(CRO)のBrett Alexander氏は、今後のAlphaの打ち上げでは、顧客が企業であれ政府であれ、即応打ち上げの手順を踏む予定だと語った。

 Alexander氏によれば、Fireflyは2024年は4回のAlphaの打ち上げを計画しているという。米Northrop Grummanと共同で、「Antares 330」「Medium Launch Vehicle(MLV)」という2つの新型ロケットも開発している。

(出典:Firefly)
(出典:Firefly)

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