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米インテュイティブ、月着陸機を2月14日に打ち上げへ–なるか民間初の着陸成功
2024.02.06 15:54
米Intuitive Machinesは、民間月着陸ミッション「Intuitive Machines-1(IM-1)」の着陸船(ランダー)「Nova-C」を早ければ米国東部標準時(EST)2月14日に打ち上げる。
IM-1は民間初の月面着陸を目指すミッション。米航空宇宙局(NASA)の「商業月面輸送サービス(Commercial Lunar Payload Services:CLPS)」として、NASAから委託された貨物(ペイロード)を月に運ぶ。搭載される主要なペイロードは以下の通り(NASA以外の団体のペイロードも搭載されている)。
- 無線周波数質量ゲージ(Radio Frequency Mass Gauge statement:RFMG、グレン研究センター)
- 月表面撮影用ステレオカメラ(Stereo Cameras for Lunar Plume-Surface Studies:SCALPSS、ラングレー研究センター)
- 月表面光電子電波観測(Radio Observations of the Lunar Surface photoElectron sheath:ROLSES、ゴダード宇宙飛行センター)
- ドップラーライダー(Navigation Doppler Lidar for precise velocity and range sensing:NDL、ラングレー研究センター)
- レーザーリトロリフレクターアレイ(Laser Retro reflector Array:LRA、ゴダード宇宙飛行センター)
- ルナーノード1測位実証機(Lunar Node 1 navigation demonstrator:LN-1、マーシャル宇宙飛行センター)
Nova-Cは、Space Exploration Technologies(SpaceX)の「Falcon 9」ロケットへの搭載作業を終え、打ち上げを待っている状態。打ち上げは、NASAのケネディ宇宙センター第39A発射施設から2月14日午前12時57分(日本時間2月15日午前2時57分)以降が予定されている。
民間企業による月着陸には日本のispace、米Astrobotic Technologyが挑戦しているが、いずれも成功していない。