米ノースロップ・グラマン、衛星への燃料補給インターフェースが米宇宙軍の標準候補に

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米ノースロップ・グラマン、衛星への燃料補給インターフェースが米宇宙軍の標準候補に

2024.01.30 17:19

佐藤信彦

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 米Northrop Grummanは、同社の開発している人工衛星向け燃料補給インターフェースが、米宇宙システム軍団(Space Systems Command:SSC)の標準技術候補に選ばれたと発表した。

 地球を周回している人工衛星は、大気の抵抗によって高度が下がってしまうので、時折軌道修正する必要がある。宇宙ゴミ(スペースデブリ)回避などのために軌道を変えることもあり、そのための燃料を搭載している。燃料を使い切ってしまうと軌道修正ができなくなり、最終的に運用終了に至る。こうした衛星に軌道上で燃料を補給できれば、寿命の延長が可能になる。

 Northrop Grummanの燃料補給インターフェースは、衛星とドッキングして燃料を補給するための技術「Passive Refueling Module(PRM)」。SSCに選択されたことで、実用化に向けてSSCや米国防総省(Department of Defense:DoD)の国防イノベーションユニット(Defense Innovation Unit:DIU)などと共同で開発していく。

 SSCとDIUは、Northrop Grummanの商業宇宙サービス子会社であるSpaceLogisticsに資金提供し、衛星延命用モジュールを衛星にドッキングさせるモジュール「Mission Robotic Vehicle」のPRM対応を進めさせる。

(出典:Northrop Grumman)
(出典:Northrop Grumman)

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Northrop Grummanプレスリリース

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