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スペースXマスク氏、大型ロケットStarshipの「バージョン2に取り組んでいる」と発言
2024.01.17 15:00
Space Exploration Technologies(SpaceX)を率いるElon Musk(イーロン・マスク)氏は、全長120mの大型ロケット「Starship」の2回目の試験飛行や将来を語った。
SpaceXは昨年11月にStarship試作機の2回目の試験飛行を打ち上げ。高度148kmに達した後、空中で爆発した。Musk氏はこの2月にも、3回目の試験飛行を打ち上げる意向を示している。
Musk氏によれば、2回目のStarshipの試験飛行は非常にうまく推移したものの、液体酸素のガス抜きの過程で爆発が起きたという。このガス抜きは貨物(ペイロード)を搭載していなかったために発生し、「皮肉なことだが、ペイロードがあれば予定軌道に到達していただろう」と述べている。
Musk氏は、年内にも衛星インターネットサービス「Starlink」の次世代衛星をStarshipに搭載し、打ち上げを開始すると発言した。将来に向けて「おそらく最終的には全長が140mや150mになるバージョン2のようなStarshipに取り組んでいる」とも発言した。