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岩谷技研の共創プロジェクトにアサヒグループ–気球で成層圏を遊覧飛行
2023.12.09 09:30
気球による成層圏への遊覧飛行サービス提供を目指す岩谷技研(北海道江別市)は12月8日、共創プロジェクト「OPEN UNIVERSE PROJECT」にアサヒグループジャパンが参画したと発表した。
アサヒグループジャパンは、遊覧飛行の体験価値を高める開発メンバーとしてプロジェクトに参画。岩谷技研とは、将来的に宇宙空間で楽しめる飲料や宇宙食を研究、開発することも視野に共同で宇宙関連ビジネスに挑戦していくという。
OPEN UNIVERSE PROJECTは、旅行や保険、アパレル、通信などのさまざまなパートナー企業と共創するという。パートナー企業は協賛契約などをプロジェクトに提供。岩谷技研はパートナー企業と共同で開発、レベニューシェアなどの権利をパートナー企業に与える。パートナー企業としては、今回のアサヒグループジャパンのほかにJTBが参加している。
遊覧飛行は2024年度に提供予定。第1期の搭乗者5人は決定している。2024年2月中旬に5人の搭乗者に合同オリエンテーションを開催。2024年7月以降に順次提供する予定。2025年以降は2024年中に応募を開始する予定。費用は約2400万円。
遊覧飛行では、眼下に広がる地球を眺めながら2時間かけてゆっくりと上昇し、上空25~30kmの成層圏(Near Space)から約1時間遊覧し、さらに1時間かけてゆっくりと降下するという。