土星の衛星「タイタン」探査、打ち上げを1年延期--回転翼で大気圏を飛行

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土星の衛星「タイタン」探査、打ち上げを1年延期–回転翼で大気圏を飛行

2023.11.29 17:00

塚本直樹

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 米航空宇宙局(NASA)が米国時間11月28日、土星の衛星タイタン(Titan)を探査するミッション「Dragonfly」の打ち上げ時期を1年延期すると明かした。

 Dragonflyは到着後、タイタンを回転翼で飛行しながら探査するミッションだ。もともとは2027年に打ち上げられ、2033年にタイタンに到着する予定だった。

 NASAによれば、2024年度の予算に基づきミッションを再設計し、打ち上げ準備時期を2028年7月に修正するという。2024年半ばにミッションの打ち上げ準備日が正式に設定される。

 NASA科学ミッション本部副本部長を務めるNicola Fox氏は、「Dragonflyチームはタイタンで新たなデータを収集するという大胆な試みにおいて、多くの技術的な課題を見事に克服した。私はこのチームと、ミッションを前進させる彼らの能力を誇りに思う」と述べている。

(出典:NASA/Johns Hopkins APL/Steve Gribben)
(出典:NASA/Johns Hopkins APL/Steve Gribben)

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NASA発表

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