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SpaceX、週末の36時間強で3機の「Falcon 9」打ち上げ成功–2022年は前年の2倍に

2022.06.20 17:38

佐藤信彦

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 Space Exploration Technologies(SpaceX)は、米国で6月17~19日の36時間強のあいだに「Falcon 9」3機の打ち上げを成功させた(1機目2機目3機目)。

36時間強で3機を打ち上げ(出典:SpaceX)
36時間強で3機を打ち上げ(出典:SpaceX)

 1機目は、東部標準時6月17日12時9分にフロリダ州のケネディ宇宙センターから「Starlink」衛星53機を打ち上げた。この機体の打ち上げは、これが13回目。

 2機目は、太平洋標準時6月18日7時19分にカリフォルニア州のバンデンバーグ宇宙軍基地から、Airbusの「SARah-1」衛星を打ち上げた。この機体の打ち上げは、これが3回目。

AirbusのSARah-1(出典:Airbus)
AirbusのSARah-1(出典:Airbus)

 3機目は、東部標準時6月19日0時27分にケープカナベラル空軍基地から「Globalstar FM15」を打ち上げた。この機体の打ち上げは、これが9回目。

 米CNETの報道によると、この打ち上げペースはSpaceXとして過去最速だそうだ。このままいくと、2022年の打ち上げ回数は2021年の2倍近くになる見通し。

 SpaceX最高経営責任者(CEO)のElon Musk氏は、打ち上げに使ったFalcon 9ロケットを、着地してから数時間以内に再び打ち上げる体制を整えたいと以前から述べているという。

1機目の打ち上げ(出典:SpaceX/YouTube)

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