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米Astrolab、民間月探査で8社と238億円の契約–2026年を予定

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　米Venturi Astrolab（Astrolab）は米国時間11月21日、2026年を予定している商業月探査ミッション「Mission 1」に向け、8社の顧客と1億6000万ドル（約240億円）の契約を結んだと発表した。

　Astrolabは、Space Exploration Technologies（SpaceX）の次世代ロケット「Starship」で打ち上げる月面探査車（ローバー）「FLEX（Flexible Logistics and Exploration）」の計画を2023年4月に発表した。FLEXはロボットアームを備え、1500kgの荷物を運搬できる。

　これまでのローバーは、ミッションごとに開発されてきた。AstrolabのFLEXは、単なるローバーでなく、月や火星で運用するロジスティックスシステムと考えられ、モジュラーデザインを採用。さまざまな目的にあわせ、低コストかつ短期間で開発できるとしている。

　今回契約が発表されたのは8社のうち5社。月の砂や塵（レゴリス）から水の抽出を試みるArgo Space、レゴリスを選別して月の建築資材として利用する予定のAstroport Space Technologies、科学実験を目的としているAvalon Spaceが含まれる。

　Astrolabによれば、打ち上げ前に今回発表しなかった3社の名前も明かされるという。Mission 1への参加企業も引き続き探しており、宇宙飛行士が搭乗できるローバーも開発しているという。

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Astrolabプレスリリース（Business Wire）