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NASA金星探査計画「VERITAS」、停止状態で人員に影響–資金確保が最大の課題
2023.11.15 07:30
米航空宇宙局(NASA)の金星探査計画「VERITAS(Venus Emissivity, Radio Science, InSAR, Topography and Spectroscopy)」の打ち上げ遅延によるリスクを責任者が警告したと、海外メディアのSpaceNewsが報じている。
VERITASは周回軌道から合成開口レーダー(SAR)などで金星を観測する。もともとの打ち上げは2027年に予定されていたが、昨年に2031年へとミッションが延期。2024年の予算案では、停止状態になることが発表されていた。
NASAのジェット推進研究所(JPL)のSue Smrekar氏によれば、JPLで開発されているSAR装置により、VERITASに関わる人員に影響が出ているという。VERITASの科学チームは資金援助を受けたものの、エンジニアリング開発の支援はなく、技術スタッフの何人かはJPLで別の仕事を探すことになったという。
Smrekar氏によれば、VERITASはNASAが予定している2031年と2032年だけでなく、2029年11月にも打ち上げが可能だという。しかし、いずれにせよ資金の確保が最大の課題となっている。
![(出典:NASA/JPL-Caltech)](https://uchubiz.com/wp-content/uploads/nasa2-2-2.jpg)
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