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「H-IIA」48号機、2024年1月に打ち上げ–情報収集衛星光学8号機を軌道に投入

2023.11.14 15:25

佐藤信彦

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 三菱重工業は、国産基幹ロケット「H-IIA」48号機(H-IIA・F48)を2024年1月11日に打ち上げると発表した。政府の情報収集衛星(Information Gathering Satellite:IGS)光学8号機を軌道投入する計画。打ち上げ予定時間帯は午後1時~3時。

 情報収集衛星は、政府の内閣衛星情報センターが開発、運用する人工衛星。外交・防衛といった安全保障や大規模災害などへの対応といった危機管理に必要な情報の収集を主な目的という。光学衛星とレーダー衛星をそれぞれ2機、合計4機の体制で運用し、地球上の特定地点を1日1回以上撮影できるとしている。将来、情報収集衛星とデータ中継衛星を増やし、10機体制の確立を目指す。

情報収集衛星の概要(出典:内閣衛星情報センター)
情報収集衛星の概要(出典:内閣衛星情報センター)

 NHKの報道によると、軌道高度は数百kmで、上空から地球上のあらゆる場所を撮影できるという。北朝鮮のミサイル発射施設の動向把握にも活用されるとした。

 日本経済新聞の報道によると、現在の情報収集衛星は5機だが、政府は2029年度までにデータ中継衛星を含め9機体制にする方針。地球上の特定地点を1日最大8回撮影できるようになるという。

 H-IIA・F48は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)種子島宇宙センターの大型ロケット発射場で打ち上げる。予備期間は1月12日~2月29日。

 情報収集衛星の前回打ち上げは、2023年1月26日に実施したレーダー7号機

情報収集衛星の管制体制(出典:内閣衛星情報センター)
情報収集衛星の管制体制(出典:内閣衛星情報センター)

関連リンク
三菱重工プレスリリース
内閣官房 内閣情報調査室 内閣衛星情報センタープレスリリース(PDF)
内閣官房 情報収集衛星の概要(PDF)

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