Virgin Galactic、「Unity」の飛行を2024年半ばで終了--次世代機開発に資源集中

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Virgin Galactic、現行機「Unity」の飛行を24年半ばで終了–次世代機に資源集中

2023.11.10 17:00

塚本直樹

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 Virgin Galacticは米国時間11月8日、宇宙船「VSS Unity」による準軌道(サブオービタル)飛行を2024年半ばまでに終了すると決算発表の場で表明した。

 Virgin GalacticはVSS Unityと航空機「VMS Eve」を組み合わせた商業宇宙飛行サービスを提供。6月には初飛行に成功し、すでに5回の商業飛行を実施。一方で、次世代機「Delta Class」の開発のために従業員をレイオフするとも発表していた。

 Virgin Galacticによれば、Delta Classの開発にリソースを集中するためにVSS Unityの飛行頻度を減らすという。次回の商業宇宙飛行は2024年1月に予定されている「Galactic 06」だが、その後は四半期ごとのミッションに移行する。

 VSS Unityの飛行が終わると、Virgin Galacticのスタッフは2024年第2四半期(4~6月)に完成予定のフェニックス近郊の新工場へと移動し、最初のDelta Classの組み立てに着手する。Delta Classの試験飛行は2025年に始まる予定だ。

(出典:Virgn Galactic)
(出典:Virgn Galactic)

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Virgin Galacticプレスリリース
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