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Sierra Space、宇宙往還機「Dream Chaser」の初号機完成–NASA施設で試験へ
2023.11.08 14:19
米Sierra Spaceは、宇宙輸送機「Dream Chaser」の初号機「Tenacity」が完成したと発表した(Tenacityは「粘り強さ」「不屈」を意味)。
Dream Chaserは、Sierra Spaceが開発中の宇宙輸送機。すでに退役したスペースシャトルと同じく、ロケットで打ち上げられて地球低軌道(LEO)へ到達した後、大気圏に再突入して地球へ帰還し、自力で地上の滑走路に着陸できる。複数回の再使用も可能。
現在、国際宇宙ステーション(ISS)への無人物資輸送ミッションに向けた準備を進めている。有人ミッション計画もある。
Dream Chaserを地球に帰還させる着陸地としては、大分空港の活用が検討されている。この検討プロジェクトには、日本航空(JAL)が参加している。
初号機は数週間後に、オハイオ州にある米航空宇宙局(NASA)のニール・A・アームストロング試験施設へ輸送する。ここで環境試験などを行う予定。
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Sierra Spaceプレスリリース