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月面で「二酸化チタン発泡体」が大活躍する可能性–対紫外線や水浄化に

2023.11.06 11:09

塚本直樹

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 ウエストバージニア大学(WVU)の研究チームは、微小重力環境下での3Dプリンティング技術が、宇宙船や月、火星での長期探査および居住を支援することを目指している。

(出典:West Virginia University)

 国際宇宙ステーション(ISS)の飛行士は、科学研究や生活物資のほとんどを、地球からの輸送に頼っている。一方、ISSよりさらに遠い月や火星探査では、輸送コストが大きな課題となるため、物資の多くを現地調達する必要がある。

 チームの最近の研究では、二酸化チタン(titania)発泡体を用いた3Dプリンティングが、紫外線遮蔽や水の浄化など幅広い分野で応用できることを報告した。わずか200ミクロンの厚さで紫外線を効果的に遮蔽できるほか、光触媒効果によって水や空気を浄化できるという。

 月にはチタンが豊富に存在するため、材料の現地調達が可能だ。さらに、さらに二酸化チタン発泡体は微小重力下で異なる形成をすることを確認したといい、同研究成果は「ACS Applied Materials and Interfaces」に掲載された。

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West Virginia University

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