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小惑星「ベンヌ」の回収サンプル量、目標を上回る–装置内には未回収の物質も

　米航空宇宙局（NASA）は現地時間10月23日、小惑星探査機「OSIRIS-REx」が回収したサンプルが、目標量を上回る70.3gに達したと明かした。

　OSIRIS-RExでは、小惑星Bennu（ベンヌ）から60g以上のサンプルを地球に持ち帰ること目標にしていた。しかし、実際には70.3gの岩と塵を得られた。なお、現在も回収できていないサンプルがあり、ジョンソン宇宙センターのチームは、装置内部から物質を取り出す方法を検討している。

　ベンヌのサンプルは、窒素で満たされたボックス内で、地球の大気に触れることなく保管されている。OSIRIS-RExが持ち帰ったサンプルのうち25%は、宇宙航空研究開発機構（JAXA）を含む25の異なる施設に分配される。残りはジョンソン宇宙センターに保管される予定だ。

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NASA