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ファンで360度動き回る自律ロボ「Astrobee」の1台、ISS復帰–飛行士作業を支援

2023.10.13 11:15

塚本直樹

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 米航空宇宙局(NASA)の自由飛行ロボット「Astrobee」のうちの1台「Honey」が、国際宇宙ステーション(ISS)での任務に復帰した。

出典:NASA

 Astrobeeは3台の自由飛行ロボットで、実験の記録や棚卸し作業など、宇宙飛行士の作業を軽減するために活動している。ロボットは電動ファンを使い微小重力下で飛行したり、ドッキングステーションで自分で充電したりできる。

 黄色いロボットのHoneyはメンテナンスと修理のため、2021年9月に地球へと帰還していた。そしてISSに復帰して初期チェックを行い、独自にドッキングステーションから外れ、日本実験棟(JEM、きぼう)の中を移動し、再ドッキングに成功した。

 NASAはAstrobeeについて、「微小重力下での実験を行うための装置として、そしてプログラミング可能な研究プラットフォームとして機能し、ロボット工学が宇宙飛行士にどのような利益をもたらすかについて学ぶのに役立つ」と述べている。

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NASA

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