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中国、有人月着陸船と宇宙船の名称を公募–2027年のテスト飛行を予定

2023.09.13 11:01

塚本直樹

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 中国有人宇宙機関(China Manned Space Agency:CMSA)は、有人月着陸船と次世代宇宙船の名称の公募を開始した。

 中国は2030年までの有人月面探査を目指している。これには2回のロケットミッションによる、月着陸船や宇宙飛行士が搭乗した宇宙船の打ち上げが含まれる。月着陸船と宇宙船は軌道上で合体し、着陸船が月へと降下する予定だ。

 今回のコンペでは、一般から10件の名称が選ばれる。その後、航空宇宙や文学、その他の分野の専門家からなるチームが、最終選考をおこなう。名称は最大4文字までで、中国の有人飛行の価値を反映し、関連したものでなければならないという。

 着陸船と宇宙船の名称の募集は、9月30日まで受け付けられる。これらは「長征10号」ロケットで打ち上げられる予定で、本格的なテスト飛行は2027年に予定されている。

(出典:DSEL)

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