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NASAの火星ヘリコプター「Ingenuity」、飛行時間が100分超える

2023.09.08 13:30

塚本直樹

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 米航空宇宙局(NASA)の火星ヘリコプター「Ingenuity」の火星での総飛行時間が100分を超えた。

出典:NASA/JPL-Caltech

 Ingenuityは火星探査機「Perseverance」とともに2020年に打ち上げられた探査機だ。大気が希薄な火星において、飛行技術の実証実験を続けている。2023年8月には3回の飛行を実施している。

 9月3日に実施された57回目のミッションでは、129秒間の飛行を実施。217mを移動した。これにより、Ingenuityは火星で累計102.4分を飛行した。

 NASAは火星サンプルリターンミッション「Mars Sample Return(MSR)」で、Ingenuityから発展したヘリを2機使用する予定だ。また将来の火星探査に向けて、より大型で高性能なヘリコプターの開発にも取り組んでいる。

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