ISSから宇宙飛行士4人が「Crew-6」で無事に帰還--古川聡氏らと入れ替わり

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ISSから宇宙飛行士4人が「Crew-6」で無事に帰還–古川聡氏らと入れ替わり

2023.09.05 15:18

佐藤信彦

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 米航空宇宙局(NASA)によると、国際宇宙ステーション(ISS)と地上の間で乗員を輸送する商業乗員輸送プログラム(Commercial Crew Program:CCP)の6回目となるミッション「Crew-6」に搭乗した4人の宇宙飛行士が、Space Exploration Technologies(SpaceX)の有人宇宙船「Crew Dragon」で米東部夏時間9月4日午前0時17分(日本時間9月4日午後1時17分)に無事地球に帰還した。

 帰還に使用したCrew Dragonの「Endeavour」は、古川聡氏などが搭乗した「Crew-7」の宇宙飛行士4人を乗せて日本時間8月26日にSpaceXのロケット「Falcon 9」で打ち上げられ、ISSに接続。古川氏らと入れ替わる形で、NASAに所属するStephen Bowen氏とWoody Hoburg氏、アラブ首長国連邦(UAE)のSultan Alneyadi氏、ロシアRoscosmosのAndrey Fedyaev氏が搭乗し、日本時間9月3日夜にISSを離れ地球へ向かった。

(左から)Fedyaev氏、Hoburg氏、Bowen氏、Alneyadi氏(出典:NASA)
(左から)Fedyaev氏、Hoburg氏、Bowen氏、Alneyadi氏(出典:NASA)

 着水地点は米フロリダ州ジャクソンビル沖の大西洋。宇宙船はSpaceXの回収船「MEGAN」に引き上げられ、その後、4人の宇宙飛行士はテキサス州ヒューストンにあるNASAのジョンソン宇宙センターへ移動した。

 Crew-6の打ち上げは3月2日。4人は軌道上で186日間過ごした。ISSの滞在期間は184日で、その間に7887万5292マイル(約1億2693万7478km)飛行し、地球を2976周した。

関連リンク
NASAプレスリリース
NASAブログ

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