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インド月探査機「チャンドラヤーン3号」が月南極の温度を測定–何度だった？

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　インド宇宙研究機関（ISRO）の月面探査機「Chandrayaan-3」（チャンドラヤーン3号）が、月の南極付近の温度の測定に初めて成功した。

　Chandrayaan-3は現地時間7月14日に「LVM3」ロケットにより打ち上げられた探査機で、着陸船「Vikram」と探査車「Pragyan」から構成されている。すでにPragyanは月面へと移動しており、2週間の月面探査を予定している。

Chandrayaan-3 Mission:
Here are the first observations from the ChaSTE payload onboard Vikram Lander.

ChaSTE (Chandra's Surface Thermophysical Experiment) measures the temperature profile of the lunar topsoil around the pole, to understand the thermal behaviour of the moon's… pic.twitter.com/VZ1cjWHTnd

— ISRO (@isro) August 27, 2023

　Vikramには温度を測定するペイロード「ChaSTE」が搭載されており、今回の温度測定に利用された。深さを変えて温度を計測した結果、地表付近では摂氏60度近いのに対し、深さ80mm地点では摂氏-10度に迫るほど冷えていることがわかった。月の南極付近における温度の直接観測は初めてだ。

　一方でPragyanは、探査車から3mの場所に、幅約4メートルのクレーターを発見した。ISROはX（旧Twitter）にて、「Pragyanは安全に新しい経路に向かっている」と表明している。

Chandrayaan-3 Mission:

On August 27, 2023, the Rover came across a 4-meter diameter crater positioned 3 meters ahead of its location.
The Rover was commanded to retrace the path.

It's now safely heading on a new path.#Chandrayaan_3#Ch3 pic.twitter.com/QfOmqDYvSF

— ISRO (@isro) August 28, 2023

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