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KDDI、「Starlink」活用の5G基地局を運用開始–日本一高いバスターミナルが初

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　KDDIは8月25日、岐阜県高山市丹生川町の乗鞍岳畳平バスターミナルで衛星ブロードバンドサービス「Starlink」をau通信網のバックホール回線として利用する5G基地局の運用を8月26日から開始すると発表した。

　2022年12月からStarlinkをau通信網のバックホール回線とした4G基地局を整備してきた。今回、技術検証が完了したため、Starlinkの5G基地局への適用を開始したという。

　光ファイバー回線を利用した通常のau基地局で展開するエリアに加え、山間部や島しょ地域など、光ファイバー回線を敷設しづらい地域を補完。auの5Gエリアを日本中に展開できるとしている。

　乗鞍岳畳平バスターミナルは、標高2702mに位置する「日本一高いところにあるバスターミナル」として、乗鞍岳登山者のアクセス拠点のひとつとなっている。

　これまで、光ファイバー回線の敷設が難しく、遠く離れた麓の基地局から通信エリア対策を実施していたが、電波状況によっては通信が不安定になる場合もあったという。

　今回、バスターミナル内にStarlinkをバックホール回線とした基地局を新設したことでより快適に音声通信、データ通信を利用できるようになったとしている。

　Starlinkをau通信網のバックホール回線として利用する5G基地局の運用は、今回の乗鞍岳畳平バスターミナルが初となる。

　非常時の通信手段の役割に加え、快適なキャッシュレス決済や動画などのリアルタイムな共有など、体験価値の向上にも貢献すると説明している。

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KDDIプレスリリース