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スペースデブリから新たなスペースデブリが発生–除去の必要性高まる

2023.08.24 11:39

塚本直樹

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 2026年の実施が予定されているスペースデブリの除去ミッション「ClearSpace-1」の除去目標から、新たなスペースデブリが発生した可能性を、欧州宇宙機関(ESA)が現地時間8月22日に報告した。

 ClearSpace-1では、スイスのスタートアップClearSpaceの宇宙船を用い、「VESPA」と名付けられたデブリの除去を目標としている。VESPAは2013年に「Vega」ロケットで打ち上げられた後に、軌道上に取り残されたもので、重量113kg、直径2mの円錐形の物体だ。

 ESAによれば、VESPAの付近で発見されたスペースデブリの由来としてもっとも可能性が高いのは、追跡されていない小さな物体が超高速で衝突し、新たな破片が放出されたというものだ。ESAはこの破片について、他のミッションに与える衝突リスクの増加は無視できるとしている。

 ClearSpace-1は、軌道上のスペースデブリを近接・捕獲する、初のミッションとして予定されている。ESAは今回の新たなスペースデブリの発生について、「ミッションの妥当性を高めている」と述べた。

(出典:ClearSpace SA)

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ESA

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