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Starshipの打ち上げが遅延すれば、「2025年の有人月面着陸」延期も–NASAが危惧

2023.08.14 11:19

塚本直樹

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 米航空宇宙局(NASA)の月面探査ミッション「Artemis III」について、計画がスケジュール通りに進まない可能性を同局関係者が指摘していると、海外メディアのSpace.comが報じている。

 Artemis IIIは2025年12月の実施が予定されているミッションで、その目的は人類を再び月面へと降り立たせることだ。ミッションにはSpace Exploration Technologies(SpaceX)の次世代ロケット「Starship」と、NASAのロケット「Space Launch System」(SLS)が利用される。

 Space.comの報道によれば、NASA関係者はSpaceXのStarshipの準備が遅れることを懸念している。同社はStarshipのプロトタイプの打ち上げテストを実施しており、2023年4月に実施されたミッションは打ち上げ中に指令爆破された。現在は次回の打ち上げに向けて、エンジン燃焼試験が実施されている。

 NASAで深宇宙探査システムのミッションディレクターを務めるJim Free氏は、もしStarshipの準備が間に合わなければ、NASAは別のミッションを選択する可能性があると述べた。NASAがStarshipに宇宙飛行士を搭乗させる前には、同ロケットの打ち上げを複数回成功させる必要があるという。

(出典:SpaceX)

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Space.com

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