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NASA版「はやぶさ」、9月24日の地球帰還へ準備–小惑星ベンヌの岩石を搭載

2023.07.27 11:24

塚本直樹

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 米航空宇宙局(NASA)は、サンプルリターンミッションに挑んでいる小惑星探査機「OSIRIS-REx」の地球への帰還に向けた準備を開始している。

 OSIRIS-RExは2016年に打ち上げられ、2020年10月には約3億2000万キロ先にある小惑星「ベンヌ」で岩石を採取した。地球への帰還は2023年9月24日を予定している。同様の小惑星サンプルリターンミッションは、日本の「はやぶさ」「はやぶさ2」も実施している。

OSIRIS-REx、岩石採取の瞬間

  Lockheed Martin(ロッキード・マーティン)のSpaceキャンパスでは現地時間6月27日と28日、OSIRIS-RExの帰還にむけて、大規模な練習が実施された。カプセルが地球にタッチダウンする際には、回収チームが出迎えることになる。回収チームはヘリコプターにて、カプセルの着陸地点に到着する。

 回収されたカプセルはヒューストンにあるNASAのジョンソン宇宙センターへと航空機で送られる。そしてサンプルの25%が分析され解析された後、75%は未来の科学者のための保存される。

(出典:NASA/Goddard/University of Arizona)

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