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米国市民、宇宙旅行の一般化に期待も「私は行かない」65%–安全性に不安か

2023.07.24 15:57

塚本直樹

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 米国市民の半数以上が50年以内の宇宙旅行の一般化に期待していることが、Pew Research Centerの調査で判明した。一方で、自身の参加には消極的な意見も多いことが明らかとなった。

出典:Virgin Galactic

 今回の調査では、今後50年間の宇宙開発に対して何を期待するか、1万人以上の米国市民に質問した。調査は5月30日〜6月4日に実施された。

 その結果、回答者の55%が、50年後までに宇宙旅行が一般に広まると答えた。これは、2018年の調査よりも5%高い数値だ。2018年にはSpace Exploration Technologies(SpaceX)が最初の「Falcon Heavy」を、そして2022年にはNASAが「Space Launch System(SLS)」を打ち上げるなど、宇宙開発のニュースが相次いだことが要因と思われる。

 一方で65%の回答者は、自分自身が宇宙旅行には参加することに興味はないとも回答した。その理由については触れられていないが、一般的には安全性への確信や費用、および他の分野に興味が向いていることが考えられる。

 またNASAが宇宙探査で優先すべき事項について尋ねると、「危険な小惑星の監視(60%)」「地球の気候変動の監視(50%)」などの回答が多かった。「月の有人探査(12%)」や「火星探査(11%)」などの回答は少なかった。

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