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ソフトバンクも「Starlink」、法人サービスを9月下旬提供

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　ソフトバンクは7月13日、法人や自治体向けの衛星ブロードバンドサービス「Starlink Business」を9月下旬より提供すると発表した。

　ソフトバンクが提供するのは、住所固定の「スタンダード」、アンテナを持ち運んで国内の任意の場所で利用できる「ポータブル」、日本の領海内を航行中に利用できる「マリン」の3プランだ。同社が提供する法人向けソリューションと組み合わせて提供するといい、工場や建設現場、船舶など、陸上および海上でのさまざまなユースケースをカバーする。

　具体的には、高精度測位サービス「ichimill」と組み合わせて、山間部などの通信環境が整っていない場所で建設機械の操作を自動化したり、映像音声通話サービス「Visual Talk」と組み合わせて、橋の点検作業を遠隔で支援するなど、さまざまな産業でDXを推進するという。

　ソフトバンクはこれまで、Starlinkの競合となる衛星ブロードバンド「OneWeb」の日本展開を発表していたが、OneWebに先駆けてStarlinkを提供することになる。なお、Starlinkの法人向けサービスはKDDIも提供している。

　ソフトバンクは宇宙空間や成層圏から通信ネットワークを提供する「非地上系ネットワーク」（Non-Terrestrial Network：NTN）を推進しており、衛星ブロードバンドのほか、成層圏から地上を携帯エリア化する成層圏通信プラットフォーム「HAPS」にも取り組んでいる。