ACSLなど開発のドローン「自律移動型船内カメラ」2号機、宇宙に打ち上げ

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ACSLなど開発のドローン「自律移動型船内カメラ」2号機、宇宙に打ち上げ

2023.06.08 17:49

飯塚直

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 国産産業用ドローンを開発するACSL(東京都江戸川区)は6月8日、同社が関係する「JEM自律移動型船内カメラ」2号機(Int-Ball2)が宇宙に打ち上げられたことを発表した。

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」(JEM)内部で動き回るドローン「JEM自律移動型船内カメラ」(Int-Ball)を開発している。Int-Ballは、みずから姿勢をコントロールしながら、ISSの中を移動し、静止画や動画を撮影。撮影した映像をリアルタイムで地上の管制員や研究者に送信している。

 ACSLは、2019年6月にJAXAからの委託でInt-Ball2の航法機能ソフトウェアに、ACSLのコア技術である「Visual SLAM」を搭載するための開発を続けてきた。

 Visual SLAMは、カメラの映像を画像処理することで、環境をモデル化しながら、ドローンの自己位置を推定する技術となっており、Int-Ball2がISS内を移動する際の自己位置を把握する役割を担うという。

Int-Ball2の地上試験の様子(出典:ACSL、(C)JAXA)
Int-Ball2の地上試験の様子(出典:ACSL、(C)JAXA)

 米航空宇宙局(NASA)による、ISSへの商業補給サービス(Commercial Resupply Services:CRS)の28回目(CRS-28)の一部として、Space Exploration Technologies(SpaceX)の補給船「Crew Dragon」に搭載。日本時間6月6日午前0時47分に「Falcon 9」で打ち上げられた。

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