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地球中軌道から極超音速ミサイルを追尾–米宇宙軍がL3Harrisと契約

2023.06.07 15:20

塚本直樹

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 米宇宙軍は、極超音速ミサイルを追跡する地球中軌道(MEO)衛星の開発のために、L3Harrisと2900万ドル(約30億円)の契約を交わした。

 L3Harrisはすでに、地球低軌道からのミサイル追跡衛星の製造を米宇宙開発局や米ミサイル防衛局から受けている。

 L3Harrisは、ミサイルを監視、警告、追跡するプログラム「MTC Epoch 1」において、3番目の製造業者になる可能性がある。現時点で、MTC Epoch 1のベンダーとしてMillennium Space SystemsとRaytheon Technologiesが指定されている。

 中軌道からのミサイル追跡衛星は、地上、海上、宇宙を含む米国の層状ミサイル防衛システムの一部となる。宇宙システム司令部のHeather Bogstie大佐は、「第3のベンダーを加えることで、Epoch 1だけでなく将来のEpoch計画におけるリスクと非効率性を減らすことができる」と述べている。

(出典:L3Harris Technologies)

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