中国版Starlink「Guowang」、中型ロケット「長征8号」で打ち上げ能力を拡大

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中国版Starlink「Guowang」、中型ロケット「長征8号」で打ち上げ能力を拡大

2023.06.02 13:45

塚本直樹

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 中国が衛星ブロードバンド「Guowang」の打ち上げのために、中型ロケット「長征8号」の生産を拡大する計画があることを、中国航天報が報じている

 Guowangは地球低軌道(LEO)に1万3000機の衛星を打ち上げることで、高速かつ低遅延なインターネット接続を提供する計画。これは、Space Exploration Technologies(SpaceX)が提供するブロードバンドインターネット「Starlink」に対抗するものとなる。

 Guowangの打ち上げでは、大型ロケット「長征5号B」の使用が報じられていた。しかし、長征5号Bだけでは、Guowangの打ち上げには不十分だとして、長征8号も使用することで打ち上げ能力を拡大しようとしている。

(出典:Ourspace/CNSA)
(出典:Ourspace/CNSA)

 South China Morning Postによれば、文昌近郊のロケット生産施設では、最終的に年間50機の長征8号が生産される予定だという。西安の施設では、長征8号にも搭載される「YF-100」エンジンの生産も強化している。

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